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僕の名はエース。 全てがトランプで決まる街で連勝中だから、背後で全てを仕切る組織も手出しは出来ない。 |
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ただしその特権も今日の公式戦に負ければ失われてしまう。これは避けようのない運命なのかもしれない。 なぜなら、最終戦の相手はあの無敗伝説の持ち主である『キング』なのだから・・・ 第1章 試合会場の街に着き、ヘリを降りた途端に凄い力で物陰に引きずり込まれた。 |
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メアリー 「公式大会に戻る気?一度は逃げようとした臆病者は誰だったかしら?立ち去りなさい」 |
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エース 「逃げるのはやめた。僕は頂点に立つ、誰にも邪魔されたくないんだ。通してくれ!」 |
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メアリー 「あなたを倒さないと私は前に進めない。それはあなたも同じはず さぁ勝負よ!」 |
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エース 「僕は不利な条件で構わない。ノーペア同士の場合は僕の負け。このルールでどうだ?」 |
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メアリー 「それでは、お言葉に甘えさせてもらうわ。だけど、後悔しても知らないわよ!」 「さあ、まずは私の部下があなたの相手よ」 (メアリーと勝負) メアリー 「あなたとの戦い、私はきらいじゃない」 |
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ここまで送ってくれたパイロットに後始末をまかせ走り出した。勝負の開始時間がギリギリに迫っている。 第2章 控え室前でまだ新しい元締めの徽章をつけた男とその部下が待ち伏せていた。 |
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マノス 「一度逃げた人間がなぜ戻ってくるのです。立ち去るがいい、裏切り者のエース!」 |
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エース 「僕は逃げない。組織のやり方は気にくわないがそれでも正々堂々とやらせてもらう!」 |
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マノス 「いい覚悟です。それでは私で終わらせてあげましょう。君たち、奴をしとめなさい!」 (マノスと勝負) 組織員2 「まだまだ。今度は俺だ」 マノス 「さすがにやるね。さあここからが本番です。」 |
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第3章 ようやく会場に辿り着くことが出来た。ここからは、さらなる熾烈な戦いが待っている。 第一試合では、思わぬ人物と再会することになった・・・ |
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ジャック 「エース、お前なら戻ってくると思っていたよ。おれとお前はずっとライバルだった・・・」 「だけど、いつからかな・・・お前は俺を置いてずっと先に行っちまった気がするんだよ。」 |
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エース 「ジャック、悪いが今は感傷に付き合っている暇は無い。僕達はいつも決まっている・・・」 |
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ジャック 「それもそうだな・・・勝負で語り合うのが俺達だ。手加減はしない、いざ勝負だ!」 (ジャックと勝負) クローン2 「さあ、遊びは終りだ 覚悟しな」 ジャック 「おれは嬉しいよ、お前とこうして戦えることがな!」 「エース、やるじゃないか。完全に現役の時の感覚を取り戻したな いや、それ以上か・・・」 |
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エース 「ジャック、君との勝負でかなり昔の勘が戻ってきた。礼を言わせてもらうよ。」 |
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第2試合の相手とは、最初から全力で戦うと決めていた。それが僕なりの誠意だ。 第4章 |
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クイーン 「嬉しい!ずっと前からこのような公式の舞台で、本当に対等の勝負がしたかった・・・」 「最初は、兄さんに対しての憧れだった。あなたと同じこの正装を着てみたかったのよ」 |
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エース 「アニー、よく似合っているよ。君の行動は間違っていない、誇りを持っていいんだ」 「だが、ここでクイーンと名乗り立ち塞がった以上、全力で戦わせてもらう、いくぞ!」 |
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クイーン 「ありがとう兄さん・・・いや、エース!まずはお手並みを拝見させてもらうわ!」 (クイーンと勝負) クローン2 「なかなかだな。だが俺は甘くないぞ」 クローン3 「相棒の敵、きっちりとってやるぜ」 クイーン 「さすがね。でも私はそう簡単にはいかないわよ」 「やっぱり兄さんにはかなわないわね・・・でもこうして戦えたことが嬉しかったわ」 「兄さんは私の為に戻って来てくれた。でもここから先は自分の為に戦って欲しい!」 |
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第5章 最終試合・・・観客達の歓声が最高潮に達する。登場した主賓の姿を見て自分の目を疑った。 |
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ダグ 「よぉ、久し振りだ。お前、俺がキングだってことに初めて気付いたような顔してるぜ」 「どうだ、普段の俺より見かけだけは華やかだろ?でも、中身は嘘の塊なんだぜ・・・」 「その正体は組織の指示通りに動く、悲しき操り人形ってわけだ。夢が壊れたかい?」 「さぁ、これから試合だぜ。お前たち!やつを叩きのめせ!!」 (キングと勝負) クローン2 「ラッキーだったな今度はそうはいかない」 クローン3 「いい腕前だ。しかしこの勝負貴様の負けだ」 クローン4 「いい試合を見せてもらいました。次は私だ」 キング 「さすがだな、エース!これが最後の勝負だ!」 |
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戦いは終わった・・・新しい伝説の誕生を祝して会場は割れんばかりの歓声に包まれた。 しかし、その歓声も僕にはどこかむなしく聞こえる。 |
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キング 「ジョーカーを名乗る奴から届いた手紙は読まずに捨てろ。俺の二の舞は嫌だろ?」 |
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それっきり、キングの存在はこの世界から消えてしまった。そして、僕もまたこの世界から姿を隠した。 今では妹と再会し、平穏に暮らしている。 まだ、時々トランプをやることはあるが、あえて勝敗は記録していない。 誰が一番強いか?そんなこと、僕にとってはもう何の意味もないことだからだ。 勝負に大負けすると、それこそが出発点だと言い張りたくなる。 逆に、大勝ちをするとそれを自分の中で到達点として確定する。 それが、自分の心の底からの感情ならば素直に従おうではないか・・・ 恥ずかしく思う必要など、一体どこにある? 果たして、この感情の先にあるものは何だ? 栄光と挫折・・・表裏一体のこれらが行き着く先には何があるだろう? エースよ、お前はそれを知りたくないか・・・? To be continued... |